令和7年11月7日~9日の3日間、高松市のサンポートホール高松・かがわ国際会議場・あなぶきアリーナ香川にて開催された「日本作業療法学会」に参加し、ポスター発表を行いました。

初日16:30〜17:30の枠にて、
「精神・心理的フレイルの女性高齢者に対し作業療法カウンセリングを活用した事例」
というテーマで実践報告をさせていただきました。

ディスカッション形式での発表で、参加者の方々からは

  • 精神・心理的フレイルとはどのような状態か
  • 作業療法カウンセリングの具体的内容
  • マイクロセッションでも活用できるのか

といった質問をいただき、非常に活発な意見交換が行われました。

地域で働く作業療法士として、身体面だけでなく精神・心理面への支援の重要性を再認識できる貴重な時間でした。

◆ 気づきを得たセッション

今回は高齢期・地域分野を中心に聴講しましたが、精神・心理面を扱った研究が多く、大変勉強になりました。

特に印象的だったのが、
「コロナ禍における地域高齢者の社会的孤立と健康関連QOLの関連」
という研究発表です。

498名の地域高齢者を対象にSF-36v2を用いた横断研究で、
社会的孤立が健康関連QOLを低下させる可能性が示されていました。

興味深かった点は、男女で交流の重要性が異なることです。

  • 女性: 対面・非対面どちらでも友人との交流が有効
  • 男性: 家族・親族・友人との「対面交流」が特に重要

男性高齢者は非対面のコミュニケーションでは補えない部分があることが示唆され、実際の支援場面でも「対面交流を維持する工夫」が必要だと感じました。

◆ 参加を通して

今回の学会では、研究発表や実践報告を多く聴講し、質問を通して理解をさらに深めることができました。
また、ポスター発表を通じて、多職種・多分野の先生方から貴重なご意見をいただき、今後の臨床実践につながる多くのヒントを得ることができました。

学んだ知見を日々の支援に活かし、地域で暮らす高齢者の生活をより豊かにできるよう取り組んでいきたいと思います。